カートをみる マイページへログイン ご利用案内 お問い合せ お客様の声 サイトマップ
RSS

 

自園自製直販へのこだわり

自園自製とは?

自分の畑で栽培し、自分の所有する工場で加工するという経営形態の表し方。

ここ深蒸し茶の専業地帯である東山地区は、120戸ほどの少数地区ですがほとんどの家は何らかの形で茶と繋がりがあり、

その多くは専業農家です。

しかしながら、20年前には11戸ほどあった自園自製農家も今や当園のみ となりました。

その背景には時代の流れや収支、労働力等いろいろな要因によって共同工場へ編入していった経過があります。

当園は今後も編入の考えはありません。

なぜなら 

100%田中農園の畑で採れた葉を田中農園の茶工場で製造し、混じりのないお茶 「田中農園ブランド」

を丹精込めて作り、より 安心で安全なお茶 を皆さんに提供していきたいからです。

      

気候、地理、土壌

当園は、深蒸し茶で有名な静岡県掛川市東山、粟ヶ岳のふもとに位置する茶専業地帯です。

標高532mの粟ヶ岳にはヒノキで作られた縦横約130mの「」文字があり東山のシンボルマークです。                                                                 

                      

気候

粟ヶ岳に気流があたることで、雨が降りやすく霧が発生しやすくなっています。

                

私達でも南の方は明るいのにここ東山は曇だったり、雨が降っていたりと気象条件の違いにビックリするほどです。

雨を含め、霧は葉を柔らかくする 言われています。

地理

東山地区は、中山間地域といわれる地域に属します。簡単に言うと「田舎」です(笑)

なので昼間と夜間との温度差が大きく、新芽の伸びが早くありません。

その為濃縮された肉厚な茶葉を栽培することができます

                   

そのようなお茶が長く蒸す深蒸し茶に適しているのです。

土壌 

この粟ヶ岳周辺の土壌はザラメの土、東山においては丸石を含んだ赤土です。                                                   

                      

お茶は水はけ良く、水持ちが良いと一見矛盾をした土壌を好みます。

ここ東山周辺の土壌は

そのようなお茶に適した土壌で栽培されることで生育良好な茶樹により良質な深蒸し茶を製造することができます。

茶草場農法

◎茶草場農法の始まり

  ここ深蒸し茶の産地東山は100年以上前より茶草場農法を行ってきました。

  もとは伝来、家の茅葺きの為に刈っていたところ、家も瓦に代わり必要性がなくなってきましたが、

 「東山の深蒸し茶がより良い物に」

  という先人たちの思いで手間暇をかけ草を茶畑に入れ始め たのが茶草場農法の始まりだと考えられています。

  今でもその名残として「茅ん場」(かやんば)という地名があります。

 当園では初代よりこの茶草場農法を行い茶畑に敷いてきました。

◎茶草場農法とは?
 

   ひと手間かけてより高品質な茶を

    という信念から生まれ、通常のお茶栽培に組み込んだ伝統農法です。
 

   季節は秋から冬に

   「茶草場の草を刈り→束ね→乾燥→裁断→茶園に敷く」

   といった作業を行います。

茶草場にて草刈中

茶園に茶草を敷く作業風景

◎茶草場とは?

 茶園に敷くササやススキ等を刈り取るための半自然草地のことです。

◎茶園・お茶へどのような効果がある?

  ・土中微生物の繁殖を助けることで土壌が改善される

  ・茶草は分解され有機質堆肥となり土壌が肥え、茶の生育、味や香がよくなる。

  ・土壌肥料の流亡を防ぐ
 

  ・雑草を生えさせない除草効果
 

  ・夏は保湿、冬は保温効果
 

  ・作業機械での踏圧抑制効果

  等、多くの利点があることで行われてきました。

◎茶草場で育まれる生物多様性

 一年に一度、長年行われてきた草刈りが多様な生物が生息できる特別な場所となり、


 300種類以上の草地性植物が観察ができ「秋の七草」や固有種・絶滅危惧種7種類


 も確認されています。このように農業と生物多様性が共生していることが
       ”世界から評価され世界農業遺産に認定されました“

ページトップへ