茶草場農法とお茶

◎茶草場農法の始まり

  ここ深蒸し茶の産地東山は100年以上前より茶草場農法を行ってきました。

  もとは伝来、家の茅葺きの為に刈っていたところ、家も瓦に代わり必要性がなくなってきましたが、

 「東山の深蒸し茶がより良い物に」

  という先人たちの思いで手間暇をかけ草を茶畑に入れ始めたのが茶草場農法の始まりだと考えられています。

  今でもその名残として「茅ん場」(かやんば)という地名があります。

 このように茶園に敷くササやススキ等の草を刈り取るための半自然草地を 「茶草場」 と呼びます

 当園では初代よりこの茶草場農法を行い茶畑に敷いてきました。

◎茶草場農法とは?
 

  ひと手間かけてより高品質な茶を

   という信念から生まれ、通常のお茶栽培に組み込んだ伝統農法です。
 

   季節は秋から冬に

    「茶草場の草を刈り→束ね→乾燥→裁断→茶園に敷く」

   といった作業を行います。

茶草場にて草刈中

 

茶園に茶草を敷く作業風景